【その名は】ARM Cortex-M0+搭載のマイコン Seeeduino XIAOが届いたンゴねぇ【SAMD21】
電子工作をはじめようと思い立ってよりESP32で勉強していたのですが、ESP32は何しろ大きい。
チップ単体ならわりと小さいのですが、開発ボードともなると結構なサイズになってしまいます。
いぁ、、、スペックからしたら十分小さいんですけれど・・・
そこで以前から気になっていたSeeeduino XIAOをポチってしまいますて。
■Seeed:Seeeduino XIAO – Arduino Microcontroller – SAMD21 Cortex M0+
早速届いたXIAOを見てみます。
3個セットは箱に入って送られてきました。
箱をあけると仕切りで区切られて3個のSeeeduino XIAOが入っていました。
それぞれピンヘッダ―とステッカーが付いて来て良心的ですね。
表面はカバーがツルっとしていてメタリックな様子。
流行のUSB TypeC端子ですから、無理矢理に上下逆挿しして破壊する事故が防げます(ぇ
裏面はこんな感じ。
合計6つのパッドが裏面にも出ている様です。
パッドの出ているボードは触ったことが無いので新鮮です。
しかしこのステッカー、WEB等で見た感じはもっと文字が鮮明だった気がするのですが、、
粗いインクジェットプリンターで印刷したかの様な粗い印刷で、惜しいところです( ノД`)
しかしこのXIAOは凄い。(小型・省電力)
なんとサイズが 20mm(W) × 17.5mm(D) × 3.5 mm(h)
その上LDO(XC6206P332MR)まで乗っているので、このサイズのまま5V入力まで出来てしまう。
このLDOは200mAまでの出力、ドロップアウトが0.25V(250mV)となっている事から、XIAOがかなりの省電力で動く事が伺えます。
SAMD21Gのデータシートを見ると、動作電圧が 1.62V ~ 3.63V となっているので、ペリフェラルを考慮しないならリポバッテリーで下限電圧の3.2V位になっても平気で動いてそうな気がする。
CR2032電池1個でも、昇圧無しでピンピン動くかもしれない。
そしてこのXIAOは凄い。(スペック)
この小さなサイズにARMのCortex M0+(SAMD21G18)が乗っています。
32bit、48MHz そして 256KBのフラッシュメモリと 32KB のSRAM搭載。
シングルコアながら低消費電力で48MHz、十分なプログラム領域とメモリ容量で、おもちゃを作るのに十分どころかオーバースペックかもしか。
wifiやbluetooth等は備わっていませんが、必要ならESPを使うか後付けでもいいでしょって事で。
そういえばなんかI/Oも凄く速いとか何とかいう記事をどこかで見ますたん
更にこのXIAOは凄い。(GPIO)
電源(3.3V、5V)、GNDの3ピンを除き、I/Oが11ピン(背面パッドを入れれば13)もあり、11ピンの全てが2.54mmピッチで取り出せます。
つまりこれ以上巨大化せずに、ブレッドボード上でもこの姿のままでフルに性能を発揮してくれるという事。
そして2.54mmピッチの11ピンすべてのピンが、アナログ/デジタルピンとして利用でき、DAC、I2C、UART、SPIインターフェースを1つづつ備えている。
他のマイコンボードでは事実上使用できないピンも沢山出ている中、このXIAOは使えるピンだけをたっぷりと引き出している配置になっています。
このため見た目のピンの少なさに反して、むしろ使えるピンが多いと見るべきところ。
ESP32の開発ボードも沢山ピンが出ていますが、ペリフェラルで予約されているピンを除くと、実際に自由に使えるピンは少ないんですよぬ。
スペックシートを見る限り、感触的にはESP32と同じ様に使える気がします。
もっとこのXIAOは凄い。(SAMD21 USB Host)
正式には、SAMD21G18 という名前らしいですが、大体SAMD21で通用する模様。
さてこのsamd21ですが、どうやらUSBホストになれる模様。
ESP32はネイティブなUSBを備えていない為、キーボード等を直接マイコンに繋いでも使えませんが、このXIAOは違います。
そして完全では無い様ですが、samd21はUSB Hostとして動作するみたいなのです。
例えばこのXIAOにUSBキーボードを繋いだり、マウスを繋いだりして動作させる事が出来る、、、ラシイ
これはちょっとアガりますぬぇ
ちょっとググってみると、利用できそうなライブラリはおおまかにこの2種類
GitHub:adafruit / Adafruit_TinyUSB_Arduino
GitHub:gdsports / USB_Host_Library_SAMD
詳しく見て無いのでなんともですが、、
上のadafruitのは、TinyUSBデバイススタックをベースにしたArduino向けライブラリで、下の方はsamd用の独自のライブラリの模様。
USBホストのモジュールは単体では結構高価ですから、XIAOはとっても遊べるマイコンという事ですぬ
ボードの造りも良い様で、カットのエッジが滑らかでピンパッドにバリなどありません。
製品としてのクオリティが非常に高いと思います。
見て下さいこのサイズ
お約束の比較対象、100円ライターが巨大に見えて来ますん。
ちょっとお仕事忙しくなりまして、まだ眺めてニヨニヨしているだけですが、、、
お休みが待ち遠しい感じです。
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