バッテリー充電ボードをいきなりぶっ壊したンゴねぇ・・・(TP4056バッテリー充電モジュール)

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昨年秋頃に購入したTP4056リポバッテリー充電モジュールを使って、ちょっとしたデバイスを作ろうとテストしてみたのですが、、、

いきなりぶっ壊しますた( ノД`)

なんかね、一応バッテリーへの出力の電圧と電流値をちょっと見てやろうと思いますて・・・

ぶっ壊すまでのデータを一応書き残して置こうと思います。

TP4056 リチウムバッテリーチャージャーボード(1セル用)

念のため基本的なスペックを。

入力電圧:4V~8V
充電終了電圧:4.2V
充電可能バッテリー最大容量:1050mA(MAX)
最大充電電流:1A
トリクル充電:2.9V
トリクル充電電流:140mA(MAX)
動作温度:-40℃~+85℃

R3の抵抗値を変更する事により、充電電流値を変更できる模様。

また、4.2Vで自動的に充電を停止しトリクル充電モードになるみたいです。

搭載しているICは、TP4056と8205A、そしてDW01A。

TP4056はメインの充電コントローラで、8052A(MOSFET)とDW01A(電源IC)で保護回路を形成している様です。

各部電圧

さて、MicroUSB端子から電源を取り、USB端子横の+と-のパターンの電圧を計測。

TP4056_01

5.25Vね、フムフム

じゃあ次、OUT+とOUT-間、B+とB-と書かれているバッテリー端子はっと。

4.13-4.33を乱高下。

ふむふむ。

秒間3回の更新サイクルのテスターではどうなっているのか判りませんが、ちょっと充電電圧が乱高下するのは気になりますね。

ただ4.33Vを超えないのでまぁ大丈夫なんだろうきっと。

ひとまず考えない事にして・・・

充電電流を決める抵抗(R3)

次、R3と書かれた所の抵抗。

ここの抵抗値で充電時の電流量を変えるみたいです。

TP4056_02

抵抗には122と書かれており、テスターをあててみると1.2kΩ。

私のやっすいテスターでは0.1Ωまでしか分解能がありませんのでそのまま信じる事に。

初期状態では1A(1000mA)の設定になっている様でした。

マイコン用に1000mAのリポバッテリーとか普通は使いませんので、初期状態ではちょっと大き過ぎかもです。

ここは手持ちのリポバッテリーに合わせて1C充電になる様に抵抗を調整すべきでしょう。

抵抗値に対する電流量の設定はこんな感じな模様。

Prog R3(kΩ)充電電流(mA)
10130
5250
4300
3400
2580
1.66690
1.5780
1.33900
1.21000

ポテンションメーターでも外付けしてやろうかと、この時点では画策していました。

平和でした。この時までは。

各部電流値(やっちゃダメ、ぜったい)

さて、、、

実際に充電電流が1A来ているのかどうか、テスターを電流値設定モードに

10Aの位置にし、プローブを10A測定モードの端子に繋ぎ変えます。

そしていざB+とB-の電流値を測定。

なんか900mAくらいになったかと思えば少し下がり、600mAくらいを乱高下。

んん、、あんまり良く無い様な?

それでも1Aを超えて来るよりは良いかも知れません。

次に出力端子、運命の時。

OUT+とOUT-を、、、

触った瞬間に、8205Aからモクッと煙、そしてジュッっという音。

Ahhhhh

多分逝っちまいますた。

慌てて各部の電圧を測り、おかしな事になっていないかチェック。

電圧は正常。

しかしバッテリーOUTは0.2Aくらいしか電流が流れなくなってしまいました。

そしてテスターを当てていると、徐々に電流が増加。

0.5A位に到達したところで、今度はTP4056から煙が。

Ahhhhhhhhhh

TP4056_05

このモコッって所が愛らしいですね(´;ω;`)

って

多分ですが、、テスターの電流レンジってもしかしてだけど

もしかしてだけど

そしてもしかしてだけど

短絡ですよねこれ。

じゃぁ、そもそもB+とB-もテスターで繋いじゃダメだったんじゃまいかん?

(´;ω;`)

何故バッテリー端子で大丈夫だったかって、1Aに制限されてたからでしょ・・・・

おばかさん。何故そうと気が付かなかったのでしょう。

電流を測定するのに、出力の+と-をテスターで直結するなんて、

ダメ、絶対

幸いテスターは壊れてはいない様でしたが、、、

まぁなんて言いますか

頭沸いてたンゴ

あの時一回目の煙でやめておけば、もしかしたらFETが焼けただけで済んだかもしれませぬが

しかしリポバッテリーを充電するとなると、発火の危険があるので焼けたかもしれない回路を使うのは怖いのでポイです。

キーホルダーにでもしてしまいます

テキトーに触っちゃダメって事を学びますた。

一応パターンから回路図を

何とかパターンからこうなっているんじゃないかと回路図を起こしてみました。

TP4056_03

が、、、8205Aの辺り、何がどうなっているのかちょっとよく判んないッス( ノД`)

ローサイドで切り替えるらしいんですが、、ワカンネッス(´;ω;`)

図を見ると

尚、青色の線は裏面のパターンです。

合っているかどうかはともかく

とりあえず何となく、回路図を見れば端子間で電流を測ったらマヅいって事が判るハズ・・・

ちゃんとボードのパターンを見ろと・・・

Type-CタイプのTP4056ボードでも確認を

しようと思ったのですが、、、

老眼にはキツい

このサイズは0603ってやつでしょうかね・・・

TP4056_04

R2やC4の所なんか、抵抗やコンデンサが無いのかあるのかすら判別が困難( ノД`)

そしてざっと見た感じType-Cタイプのボードは回路が少し異なっている様で、より複雑な感じ?

回路図を起こそうかと思ったのですが、、

ちょっと萎えたので今日はこのへんで。

老眼が。